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ファームストーリー
お客様も、取引先も、働く人も、
関わる人たち皆幸せな気持ちになれる、
地域に根差した企業を創りたい。
商品やサービスを
限りなくゼロに近い所から生み出せる農業。
社会がデジタル化にむけて急速に進む中、
自然や、原始的な物事の価値が大きくなり、
農家であることが最大の強みになる、そう信じています。
ー ホテルマン時代
お客様の笑顔が嬉しく、接客が好きでした。
しかし、離職率の高さから「働く人がもっと生き生きしていられたら」と思うようになりました。
いつか起業する。
そう誓ったのは21才の時。
接客以外に生かせるスキル・資格・知識が何もない頃でした。
ー 飲食業時代
忙しさから、家族との時間が作れないという大きな悩みもありましたが、お客様との繋がり、同業者や飲食業を取り巻く方々の温かさを感じていました。
また、食の世界にふれる中で、限りなくゼロに近い所から商品を生みだす「より原材料に近い仕事」の方が、想いを形に出来るのではと考えるようになりました。
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ー 中島農園時代
転機が訪れたのは2011年秋。
東鷹栖の米農家 中島さんに、収穫時期の手伝いに声をかけていただきました。
自分自身の将来に悩んでいた時期でもあり、挑戦してみたのが運命の出会いでした。
そこで見た景色は私の想像を遥かに超えていました。
澄んだ空気 心地よい風 一面の青空 見渡す限りの水田
いつも何気なく見ていた風景が、別世界のようでした。
それ以来、「農業に関わりたい」という気持ちをおさえることが出来ず、妻を説得し、翌年春から農業従事者として新たなスタートを切りました。
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農家の仕事は楽ではありませんでした。
技術も経験もないため、肉体労働や機械作業もなかなか上達しませんでした。
戦力になれたと思えるのは3年目くらいから。
休みなく働く中島さんに「なぜ、そんなに頑張れるのですか?」と聞くと、「自分の農場で、自分の仕事だからだよ」と言われたことがありました。
「何となく」や「これくらいでいいか」が通用しない世界で、「最後までやり抜くこと」が、農業従事者としての5年間で一番の学びでした。
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ー 新規就農へ
2016年、子育ての環境の良さから比布町に引っ越し、この町が好きになりました。
比布町で農業をやりたい。
その想いをすぐに行動にうつしました。
ご縁あって、花の設備がある農家を継承させていただき、2018年より新規就農者として妻と2人で営農を開始しました。
まだスタートラインに立ったばかり。
これからが勝負です。
自分達らしく、信じた道を突き進んでいきます。
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